神々の乱心展に行こう

上巻は只今貸し出し中!
上巻は只今貸し出し中!

  3月16 日 清張記念館イベント

 

清張記念館で[神々の乱心展]が開催されている。

清張ファンとしては見逃せない。

また、この本は絶筆で未完だ。

見学にあたり上下巻をやっと読み終えた。

 

この作品は、清張が二十年以上にわたって温めて

きたものでライフワークにしていた『昭和史研究』

で得た膨大な史料と関係者へのインタビューをも

とに、最後に全精力を傾けた小説だそうだ。

 

満州での出来事が結構興味深い。

なぜなら、母が終戦を迎えた地でもあるので。

まるで実話のように感じてしまうのは私だけでは

ないように感じる。読中は推理小説を読んでいる

はずなのにノンフィクションを読んでいるようだった。

 

古代のものにはあまり興味はなかったのだが、

あの凹面鏡は是非見てみたい。展示はされている

のだろうか?不思議な魅力があるようだ。

 

来週末には友人達と花見を兼ねて行く予定。

小倉城の桜も満開だろう。 とても楽しみ!

 

 

松本清張生誕100年記念特別企画展

松本清張 最後の小説 神々の乱心
  — 乱心の〈神々〉はどちらにつくのか —


絶筆「神々の乱心」

昭和初期、新興宗教を興し、女官や軍人を信者に取

り込み宮中に勢力を伸ばし、天皇権力を手中にしよ

うとした男の野望を描く、未完の大作。
「昭和史発掘」から20余年温めてきたテーマを、

創造力と洞察力でふくらませて作品化。最後の情熱

をほとばしらせ、想像力を奔放に解き放った、松本

清張最後の<瑞々しい>小説である。

—本当に瑞々しい作品は、若い頃には書けないものだ。

■開催期間 平成22年1月9日(土)〜3月31日(水)
 
■会 場  記念館地階〔企画展示室〕

■入場料  常設展示観覧料に含む。
      一般500円 中高生300円 小学生200円