●スーパーハンドの日常の出来事など様々な情報を発信します。

事務所を移転しました。

2018年6月より福岡県中間市に事務所を移転しました。

高齢になった母の介護を優先して、

仕事も平行してやっていく事にしました。

一大決心でしたが、会社に行く時間が無くなった分、

体が随分楽になりました。

窓から眺める夕空のとても綺麗な事!

久しぶりに夕焼け空をゆっくり眺める時間も持てました〜。

2011年

11月

08日

豆本講座に参加

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おはようございます(⌒▽⌒)
11月6日は博多の豆本講座に行って来ました。
毎年この時期に行われるブックオカの一環のイベントです。
今年で参加は3回目。
講師は豆本作家の田中栞さん。
(本業は編集者、古本屋の女房との事)
とってもパワフルで本をこよなく愛している方です。
今回は上級編・丸背本。
講座申込が遅かったので、
その前の洋本講座は受講できませんでした。
いきなり上級編で大丈夫か?とも思いましたが、
いつも独学で作り続けているので、
何とか大丈夫でしょう。笑

午後3時30分スタート。
4時間の予定が可なりオーバーして、
残念ながら外箱は出来上がりませんでした。

でも箱は日頃作っているので大丈夫!
ゆっくり自宅で作りましょう^^。

ついでに最近作った豆本を見ていただき
アドバイスいただきました。
今回はミニのプレス機も分けていただきラッキー。

講師の田中琹さんは本当に懇切丁寧に教えてくれます。
これだけ教えていただければ、大きな本も作れそう。

ただ、矢張りシッカリ教えるには時間が足らないよね~、
とおっしゃっていました。(そうですよね)
ご自宅でも豆本講座を開かれているようですが
今はまだ長時間家を空ける事が出来ないので
機会を待つとしましょう。

プレスを取るのは2日後です。

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2011年

4月

09日

百花繚乱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本の出版のお手伝いをしました。

 

友人が出版社を始める事になり、

表紙のデザインや紙の選定など

1年掛かりでやっと出来上がりました。

 

百花繚乱 日本山人蔘伝道記

 

株式会社エレガントジャパン代表の野元多津子さんの

産まれてから現在に到るまでのクロニクル。

 

身体の弱かった彼女が73歳を迎えた現在、

日本山人蔘に命を救われ、

広くみなさんに伝えたいとの願いを込め

今回の出版の運びとなったようです。

 

いつもニコニコ笑顔の絶えない艶やかな野元さんの

晴れ着のような本に仕上がっていますね。

 

商品の説明
内容紹介
徐福伝説や本草学者・賀来飛霞の「高千穂採薬記」を頼りに、

探し求めた九州における幻の薬草、日本山人参(ヒュウガトウキ)。

比類なき人生哲学により、日本山人参を育て上げ、未開の境地を

開拓した野元多津子(株式会社エレガントジャパン代表取締役)初

の自叙伝。

あわせて、日本山人参の歴史や現状を紹介。

初版限定版。


著者について
博多を拠点に展開する株式会社エレガントジャパン代表取締役。

1937年長崎県壱岐出身。花峰クラブ会長。

 

出版社:瓢簞座

著者: 野元多津子

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2011年

4月

09日

採れたて、糸島の本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「採れたて、糸島—食のつくり手を訪ねて」

福岡在住の吉村 真理子さん(ライター)が

糸島の本を出版しました。

読んでみて、とても丁寧に取材されている事に感心。

1年かけて生産者さんと共に働き、現場の状況を把握し、

生産者の気持ちを良く表現されていると思いました。

糸島の風が心地よく伝わってくる元気になれる本です。

著者が生産者の生き方に共鳴し、

じっくりと大地に根をおろし

生産者の思いを解りやすく簡潔に表現した

ディープな糸島本といえますね。

生産者の方の深い話は実に哲学的だな〜と

思ったのは私だけでしょうか。

内容紹介
福岡・天神から車で約40分。
海あり山ありの糸島半島を愛し
たくましく生きる食のつくり手25のストーリー。

住みたい街の上位にあげられる福岡を食で支える糸島。福岡の中心部から車で約40分、美しい海と緑豊かな山々を持つ糸島半島で無農薬栽培や無添加食品をは じめ美味しい食べものを生みだしている作り手と作物・食品を紹介します。心と身体にやさしい食品をつくりたい。昔からの味を貫きたい。美味しいものは、必 ず生産者がこだわりを持って、手間を惜しまず丁寧につくっています。その作物や食品に込められた思いは、都市生活に馴れてしまった私たちの暮らしに潤いと 活力を与えてくれます。お取り寄せ・購入情報も掲載。

内容(「BOOK」データベースより)
自然に寄り添い、自然の恵みをいただく。福岡・天神から車で約40分。海あり山ありの糸島半島を愛しつづけるつくり手25のストーリー。野菜、卵、肉、パン、豆腐、ソーセージ、干物、小麦粉など、巻末にお取り寄せ・購入情報付き。

出版社: 書肆侃侃房
著者: 吉村 真理子

 

 

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2011年

4月

06日

震災レクイエム

クリスマスローズが開花しました。
クリスマスローズが開花しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISIS編集学校のブログ、本座にて

川崎隆章さんが企画している
震災カンタータプロジェクトに参加しています。

 

今回の震災のための
カンタータ(交声曲)を制作したいと思います。
作品は、試奏ののち、
来年の3月11日、または
その近辺で公開できればと思います。


今回制作するカンタータは、東日本大震災を機に、このたびの震災だけでなく、阪神淡路、中越、さらにはニュージーランド、スマトラ、チリなど記憶に新しい地震や津波、そして、ここ数年世界を襲う豪雨・洪水・大火災など「不条理ともいえる猛威によって失われた何か」に捧げるものです。それは人の死のみならず、愛情、町、栄光、文化、習俗、声、音、思い出、信頼、富…など、あらゆる「喪失」によって空いた空白に捧げます。何に捧げられるかは、聞き手の思いともかかわるでしょう。
 今回、この作品をレクイエムとしなかったのは、宗教的な考え方の違いを制作段階で持ち込みたくなかったからです。輪廻があると思う人も、最後の審判があると思う人も、物質だけが命だと思う人も、この作品は歓迎します。多くの人が、静かに考えを巡らせ、泣きたい人は泣き、語りたい人は語り、綴りたい人は綴る。そんな「場」のきっかけになればと思うのです。

 

文字でこころの内を表現すること。
うーん、
5文字で表現するのはなかなか難しいですね〜。
震災にあってはいませんが
知人のこころの内を....。

 

覚書

 

一瞬で
幸せは
両手から
こぼれ落ち
右手から
夢は去り
慟哭の
声さえも
呑み込んで
左手は
絆絶ち
差しのべる
手さえなく
暗黒に
両の目は
血の涙
溢れさせ
地獄絵に
呆然と
立ち尽くす
明日なんて
来やしない

音は消え
ヒューヒューと
風渡る
言葉なく
消え失せし
人々の
亡霊は
ひっそりと
影を踏む

遠くから
一筋の
光射し
とぼとぼと
歩き出す
疲れ果て
何も無く
歩くのみ
夜は明け
明日は来る
苦しみを
乗り越えて
生きて行く
子供らの
行く末に
路開き
手をつなぎ
いつまでも
果てしなく


敗北を
抱きしめる
涙して
仰ぎ見る
大空は
果てしなく
蒼く濃い

大いなる
太陽は
暖かな
愛情で
優しさと
染み渡る
微笑みを
惜しみなく
降り注ぐ

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2011年

3月

16日

春の贈り物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、ビルのオーナーの奥様から
春の贈り物を戴きました。

黄水仙、クリスマスローズ、土筆。
土筆はお家の庭で見つけたとの事。
クリスマスローズは2種で珍しい黒も。
黄水仙は今朝ゴミ捨てに行く途中に
咲いているのを発見したばかり。
ビルの前にはいろいろな花が咲くように
良くお手入れがされています。
もう春なんですね〜。

それに引き換え、テレビでは連日地震と津波に
被災された方々の情報が流れ、心が痛みます。
映画で見たヒアアフターそのもの、津波の残酷さが蘇ります。
登場人物は臨死体験を経て蘇生するのですが.....。
映画のようにみなさん助かってくれると良いのにと
思ったりしています。
早く地震が終息する事を祈っています。

また、電力の節電のチェーンメールが来たり....。
知らない人は信じてメールを多くの人に送っているようです。
もっと人の為になる事に努力して欲しいですね。
今こそ人類の真価が問われる時。
世の中の悪に成る事だけは避けたいものです。

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2010年

9月

10日

トンネルを4つ越えて。

通勤の行きも帰りもトンネルを4つもやり過ごし
西海道談綺を4冊読み終えるには結構時間がかかりました。
日の暮れが早く通勤帰りの車の中は結構暗く文字が読みにくい。

黄昏や 灯りを求め 蛾のやうに

 

文字に光を....。(笑)


松本清張「西海道談綺」1990(文春文庫)新装版の全4巻を読了。
カバーのデザインは月を印象的にあしらったもので素敵ですよ。

文中の金山は明治に発見された鯛生金山がモデルだそうです。

九州にも金山があったなんて〜、今回この本で始めて知りました!

(知らなかったのは私だけでしょうか?)

この本は5年をかけての連載小説と聞き、纏めて読める事に感謝、感謝。

『西海道談綺』は隠し金山を話の中心に据えた、伝奇時代小説です。
清張さんと云うと一般には社会派推理小説の始祖とのイメージがありますが、
それだけではなかったのですね。


大分の耶馬渓にお住まいのさつきさんからのお勧め本です。

話は江戸時代。妻と密通した上司を斬り、妻をも廃坑に突き落して
逐電した勝山藩士・伊丹恵之助。
その後、お茶壷騒動にまきこまれて茶坊主北条宗全と知合い、
その縁で下級武士から直参旗本に。
密命をおび、大分県の日田地方に置かれた天領日田に配属となる。
任務は隠し鉱山の銅の流失探査。
しかし、その地方の隠し金山の秘密を探ることになる。
この物語の舞台、九州日田の西国郡代役所、ここからがやっと始まりといえます。
それにしても、これからからんでくる様々な登場人物はみんな怪しいんです。(笑)

面白いのは、文中に時々筆者が現れること。

この肉声が結構納得ものなんです。


江戸時代の金融の仕組みを事細かに調べ上げたり、
作中に登場する山伏から密教へと話は移り、

その祖先はゾロアスター教まで遡るとの説まで。

連載本を小説にしたことで結構重複部分がしつこさを感じさせなくもないが
エンターティメント感覚で楽しめる作品ですよ。
主人公の恵之助の活躍が最後には尻蕾みでちょっぴり情けない気もしますが....。
でも、たまには時代小説も良いですよ。

そういえば、実写化もされているようですね。

知らなかった〜。

ところで、この解説を書かれた三浦朱門さんは連載ものをボチボチ読むと
欲求不満になるので5年間待って小説化されたものを一気に読んだそうです。
(それでも待ちきれなくてコネを使ったとも書かれているんです、作家の特権?)

 次は火の路、草の径を読んでみよう〜。

火の路にはゾロアスター教の事が詳しく載っているとの事。

またまた秋の夜長に清張さん。

 

 

 

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2010年

9月

10日

冬眠しなかった清張さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清張好き?な私に、福岡のNさんからお誘いをいただき
佐野眞一さんの講演を聞きに行って来ました。

遅くなりましたが、自分の記録用に残しておかなくちゃ〜
と言う事で、メモをたどりつつ・・・。

8月4日(82歳)は清張さんの命日。
清張さんがお亡くなりになって19年目。
昨年から今年にかけては生誕100年という事でイベントが目白押しでしたね。

東京では2月に「戦後史の闇をこじ開ける」というテーマで
講演をされた佐野眞一さんの2度目の講演会。
今回の演題は「戦後のジャーナリズムを駆け抜けた巨人・松本清張」。

合わせて、昨日は松本清張記念館、開館12周年記念講演会
ということで無料講演でした。
基本的には清張の会の方がメインのようです。

Nさんからお知らせをいただき、

ぎりぎりでの応募でした。(まだ会員ではありませ〜ん)

佐野さんはノンフィクション作家になる前は編集者だったとか。
東京新聞で「編集者の見た松本清張」を執筆連載し今秋ころに本を出版
されるそうだ。(そろそろかな?)

今回はジャーナリストの目を通し、また、他の多くの編集者の意見を取り入れ
その内容を時系列で詳しく語ってくれた。

高度成長時代の編集者、池島信平氏、寺田博氏、坂本一亀氏、宮田毬栄氏など、
清張さんとのエピソードを交え、その素顔を披露してくれた。
佐野さんの言葉の歯切れも良く、噛み砕いての内容に聴衆は良く理解できたの

ではないでしょうか。

高度経済成長期に遅咲きの作家としてデビューし、当時、週刊誌6本、月刊誌

8本、新聞3本の連載をこなしたそうだ。おそらく全作品は千を数えるだろうと。

だれでもが持っている怒り、怨念、悲しみなど、一億総中流と呼ばれた彼らの
行き場のない思いを清張さんはみごとに描き、それが、地方から中央に出てき

た男女の共感を得、また、孤独を癒したようだ。(連載週刊誌は通勤列車で読

むにはちょうどよかったらしい。)

それから、清張さんの小説の目線にも言及して、
司馬遼太郎氏は『街道の人』(峠から俯瞰して上から見る目線)、
清張さんは『鉄道の人』(車窓の目線で流れ行く風景を切り取る)、
と佐野さんは対照的に表現している。
さすが、旅行好きだった清張さんらしいですね!
2時間の講演だったがどの話も大変興味深かくまた機会があれば
話を聞いてみたい!という心に余裕ある時間を過ごした。

とくに心に残った言葉は

「読書も犯罪も同じもの」つまり、読書も犯罪も自分に負荷をかける。

本はインクのシミで出来ている。そのインクのシミを想像力で読み解くこと。

読後、本を閉じ、顔を上げる。そのとき世の中が1ミリだけ違ってみえる本

こそ、良い本だ。

う〜ん、納得。

会場のムーブは500席、8割程埋まっていたようだ。
清張さんのファンはさすがに年配の方が多く今回は若者の姿は皆無だったよ

うに思う。夏休みなのに若者はいったい何処にー!!!


ところで、最近は西海道談綺、小説日本芸譚、を読了。
今は形影(菊池寛と佐佐木茂索)を読んでいる。
SFや推理小説しか興味がなかった私が歴史ものや古代関係の本に
興味が出てきたのは清張さんのお陰かも?

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2010年

7月

24日

またまた清張さんの講演会

松本清張記念館 開館12周年記念

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2010年

5月

20日

今週の本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近は清張さんの初期の作品がおもしろい!

 

月光はタイトルに惹かれたのが動機。

原題は花衣だったのが途中から月光に変わったそうだ。

北九州の女流俳人、久女と橋本多佳子の事を扱った小説らしい。

 

西海道談綺は1を読了。

東海道ではなく西海道というのが九州人にとってはとても身近に

感じられ面白い!早く続きを読まねば〜。

 

天才画の女は宮部みゆきさんのおすすめ。

 

おしくも最近お亡くなりになった井上ひさしさんも

また読んでみたくなりこれからどんどん購入したい。

 

それと塙谷雄高さんの本は1冊手に入れる事が出来た。

古本屋さんの本がネットで購入できるのは助かりますね〜。

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2010年

4月

27日

追憶の作家たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清張記念館の藤井館長の姉妹で宮田毬栄さんが

書かれた本と言う事で購入してみた。

 

 

清張さんとの関わりを読んでみたいというのが動機だが
他の作家さんたちとの交流も胸にぐっとくるものがある。

久々に読書中涙が出た。(とくに塙谷雄高氏)

 

追憶の作家たち(文春新書)
宮田毬栄著

松本清張
西条八十
塙谷雄高
島尾敏雄
石川淳
大岡昇平
日野啓三

彼女が編集者として担当した作家たちとの日々が
とても興味深い。

編集者に育てられる作家が多いと聞いていたが、
作家に育てられた編集者も多い事を知った。
彼女は編集者に成り立てで清張さん担当。

清張さんにしっかり育てられた話はとくに面白かった。

また、作家を見送る場面に多々出会った彼女の

真摯な姿には心打たれるものがある。

多くの作家との出会いが彼女を成長させ、

また、彼女の努力もあって立派な編集者に育ち

上がって行く課程は読んでいてとても頼もしい。

 

なんとも羨ましい話ばかりだ。(苦労は別として)

 

久々に良い本を読んだ。

 

 

 

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2010年

4月

08日

古文書修補六十年

田中栞さんが編集したという

「古文書修補六十年」

和装本の修補と造本

汲古書院(定価3150円)

を買ってしまった。

 

遠藤諦之輔さんの六十年の

結晶です。

 

本来一般には伝承されにくいものを

聞き取りしながら、彼女が試行錯誤しながら

理解し、解りやすく、読みやすくしたもの。

 

さすがに定価では購入不可だったので

ネットでいろいろ探し10000円〜20000円

のところを8000円(ほぼ新品)で購入。

 

これからボチボチ読ませていただきます。

 

 

 

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2010年

4月

07日

「神々の乱心」続きで...

原さんの講演を聞き早速本を入手しました。

本のしおりには清張記念館でいただいた

ペン型のブックマーカーを使用。

 

この松本清張の遺言には、講演に即した内容が

詳しく語られている。

キーワードは秩父。

 

壬申の乱にまで遡り次弟が天皇になった話にまで

言及しているのには驚いた。

天皇家にも皇位継承問題がいつも付いてまわって

いたのですね。

ついでに昭和天皇も読んでみよう。

 

そういえば、鉄男の原さんはノンフィクション

なのかフィクションなのか「神々の乱心」の中の

地を旅して回っている。

 

なみなみならぬものを感じた。

 

 

 

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2010年

4月

06日

『神々の乱心』展に行って来ました。

友人たちとの約束の日に

急に都合が悪くなりやっ

と4月3日に清張記念館に

行く事ができた。


小倉城の桜は満開で昼間

から花見客が楽しそうに

宴会をしていた。
家族連れも多く外国の花

見客はカメラで撮影した

り、出店をひやかしたり

と春の一日を楽しんでいる。

折角なので小倉城をバックに桜の撮影をし、ぐるりと桜を楽しんで
記念館へ向かった。

そういえば、昨年も今の時期に記念館の石の蔵から桜を見上げていたっけ。
結構ご縁があるようだ。

しかし、残念ながら今日は学芸員のOさんは不在との事。

友人たちはOさんにしっかり説明などしていただき贅沢な時間を過ごした

そうだ。う〜ん、残念!

常設展示は何度も見ているので、ざっと目視しただけで目的の地下の特別

企画展室に直行した。

短時間ではあったが清張さんの創作ノートや鏡、イラストなどを堪能した。
作品にまつわる資料のなかでも、清張さんの取材ノートには興味津々。
メモのとり方は独特で、B5ノート上部に横線を引き記入欄を設け、そこに

キーワードや補足が書き入れられていた。
これが清張さんスタイルのようだ。今後の参考にしっかり目に焼き付けた。
また、原さんのお話を伺った後だったので、天皇や宮中などの資料も興味深

く図録を購入して再度復習する事にした。

(おまけにペン型のブックマーカーを戴いた)

原さんはこの本を10回位は読んだと言う。

読むたびに新しい発見があったそうだ。
この未完の『神々の乱心』の結末を私なりに是非導き引き出してみたい。

 

 

 

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2010年

4月

01日

彼女の指はびくともしない不動の指!

博多で開催されていた豆本講座に参加して来ました。

どうしても田中栞さんの技が見たくて。
彼女の30年の結晶!化粧断。

 

何度やってもなかなか旨く行かず

過去に豆本を数冊無駄にしてしまったので

これは教えを乞わないと前には進めない!と

思案していた所、この講座を発見した次第です。

 

豆本といっても結構本格的に製本を教えてくれます。
今回は和本を習いました。


彼女は豆本作家である前に編集者だと言う事
も知りました。編集の課程で製本を知り、
自分でも作成するうちにみなさんに
教えるようになったそうです。
本格的に修行も。(納得!です)


お話していると本業の編集の仕事で
白川静さんの字統や松岡正剛さんの著書なども
手がけている事が解り、感激もひとしおでした。

私にとって今回のメインは化粧断。
しっかり学ばせていただきました。
彼女の指はびくともしない不動の指でした。(笑)

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2010年

3月

27日

神々の乱心展を見に行く前に

3月21日、小倉リーセントホテルで

松本清張の「遺言」『神々の乱心』を読み解く 
著者講演会 清張と宮中 

原武史 明治学院大教授
の講演を聞きに行って来ました。

原さんは日経新聞の社会部記者で宮内庁詰めだった

経験もある日本政治思想史の学者で、

「大正天皇」、「昭和天皇」などの著作がある

東京都ご出身の48歳。


俳優の中村雅俊さんと元首相の細川さんを足して2で割ったよ
うなお顔で(笑)とても熱いお方のようにお見受けしました。

また、今月の文藝春秋4月号に最新の原さんの書かれた松本清張
・昭和史発掘を発掘するという内容の文章が掲載されています。
ご本人も講演内で何度も紹介し参照してほしいと言われていました。

さて本題ですが、写真、録音は駄目ですよと言う事で、メモしな
がら聞いていたのですが、いつのまにやら手が止まっていて耳と目
は原さんに集中。
そこで、この企画を教えてくれたTさんのレポートから少々抜粋さ

せていただきました。

小説本体だが、最初の数行を読むだけでもビビッとくる衝撃がある
と鉄道に詳しい原さんは力説する。まず、最初に東武東上線ですよ。
その先には秩父があるんです。秩父宮です。出てくる駅は、梅広 
大本教が匂います。東松山にあるとする月辰会本部。吉見百穴があ
りますよね。登場人物には秋山から名を変える平田がいる・・・
これは平田篤胤でしょう。そうなんです。最初に全部入っているわ
けです。最初の数ページで紡ぎ出される清張ワールドについてこれ
る人は相当な読者ですよ。

そして、清張の一般人は決して入れない宮中の情景描写の精緻さ
は驚かされる。まさに見てきたかのような描写だ、という。

清張は、時代が平成に移り、昭和の時代を書き留める必要性を感
じた。と原さんは論じていきます。

 月辰会は100%フィクションではない。
 女官長・・・島津ハル 実際の不敬事件との整合。
 記念館の展示にある実際の事件年表を参照してほしい。

 宮中の実態は当時、女のほうが地位が上であった。
 皇太后についた大量の女官がそれを証明している。

 糸島にある伊都国歴史博物館には、内行花紋鏡(ないこうかもん
 きょう)の実物がある。清張は、この鏡こそ三種神器のうちの1つ、
 八咫鏡(やたのかがみ)と同型である、と言っている。

 清張の深い知識が、宮中、道院、満州を配置し大本教などの
 新興宗教を絡ませる巧みさは見事だ。

 三種神器ニセモノ事件、新興宗教・神聖龍神会、月辰会・・・
 そうとう事実に立脚した構想なのだ。
 清張は「昭和史発掘」を書いていく時期に宮中のあることに気が
 ついたらしい。そこに新興宗教が入り込む余地が確実にあった、と。
 で、何かが起きるワケです。(Tさんレポートより抜粋)

とても奥が深いと感じさせられた講演でした。
清張生誕100年記念で無料。
ありがとうございました。

 

 

 

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2010年

3月

18日

太極拳の師、鄭先生

月3回太極拳を習っています。

もちろん健康のためです。

やさしくて、とても真面目で親切な

中国出身の鄭先生は結構有名らしい。

中国乎古典宮廷太極拳。

太極拳、太極扇、太極剣の3種類は覚

えるのに大変だが変化があって面白い。 

来日して14年。

自然道場で禅を教えたり太極拳の講師

以外の時は甲骨文字を研究しているそ

うです。指導の合間に良く研究内容を

話して下さいます。もうすぐ完成とよ

く言いますが結構大変そうで、本当に

完成するのは来年あたりだろうか。

とても待ち遠しい。

実は独学で篆刻をしている私はとても

興味深々です。

そんな鄭先生がJR九州の旅雑誌「旅三昧」

で紹介されました。

 

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2010年

3月

17日

豆本

3×4cmの小さな豆本

 

毎年ミスターMに年賀状を送っています。

個人的にではなく所属しているメンバー

の総意を俳句という形式にして。

 

今年は私の提案で豆本を作成しました。

 

結構好評だったので、メンバー全員にも

送ろうという事になり30冊作る事に。

 

軽印刷にかけ花布を付けた上製本。

4人がかりで15冊。

残りは言い出しっぺの私が作る事になり

ました。1週間かけてやっと仕上がり発

送が完了しました。

約1名のみ住所が不明なんです。

早く連絡して〜。

 

仕上がりの良いものはやはり大島の端切

れで作った物かな。自分のものは後回し

だったのでゆっくりと丁寧に自分好みで

作り上げようと思っています。

 

今年こそ やんちゃ宣言 年女  ドルチェ

 

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2010年

3月

16日

神々の乱心展に行こう

上巻は只今貸し出し中!
上巻は只今貸し出し中!

  3月16 日 清張記念館イベント

 

清張記念館で[神々の乱心展]が開催されている。

清張ファンとしては見逃せない。

また、この本は絶筆で未完だ。

見学にあたり上下巻をやっと読み終えた。

 

この作品は、清張が二十年以上にわたって温めて

きたものでライフワークにしていた『昭和史研究』

で得た膨大な史料と関係者へのインタビューをも

とに、最後に全精力を傾けた小説だそうだ。

 

満州での出来事が結構興味深い。

なぜなら、母が終戦を迎えた地でもあるので。

まるで実話のように感じてしまうのは私だけでは

ないように感じる。読中は推理小説を読んでいる

はずなのにノンフィクションを読んでいるようだった。

 

古代のものにはあまり興味はなかったのだが、

あの凹面鏡は是非見てみたい。展示はされている

のだろうか?不思議な魅力があるようだ。

 

来週末には友人達と花見を兼ねて行く予定。

小倉城の桜も満開だろう。 とても楽しみ!

 

 

松本清張生誕100年記念特別企画展

松本清張 最後の小説 神々の乱心
  — 乱心の〈神々〉はどちらにつくのか —


絶筆「神々の乱心」

昭和初期、新興宗教を興し、女官や軍人を信者に取

り込み宮中に勢力を伸ばし、天皇権力を手中にしよ

うとした男の野望を描く、未完の大作。
「昭和史発掘」から20余年温めてきたテーマを、

創造力と洞察力でふくらませて作品化。最後の情熱

をほとばしらせ、想像力を奔放に解き放った、松本

清張最後の<瑞々しい>小説である。

—本当に瑞々しい作品は、若い頃には書けないものだ。

■開催期間 平成22年1月9日(土)〜3月31日(水)
 
■会 場  記念館地階〔企画展示室〕

■入場料  常設展示観覧料に含む。
      一般500円 中高生300円 小学生200円

 

 

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2010年

3月

15日

乙女椿

3月15日 蕾

 

銀行への行き帰りに見かける大輪の花。

昨日の帰りの車中のラジオ番組でやっ

と名前が解りました。

乙女椿。

ピンクの大輪の八重咲きの薔薇に似た

花と言われてピンときました。

とっても綺麗ですよ〜。

 

椿の花言葉は『完璧な魅力』

納得ですね。

 

乙女椿
種 :ツバキ(ユキツバキ系)
産地:江戸
花姿:淡桃色の千重咲き
花の大きさ:中輪
花期:12〜4月
葉形:楕円、中形、平坦、

   若い葉柄に微毛あり
樹形:横張り性、強い
来歴:『本草図譜』(1829)に記載

 

 

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2010年

3月

12日

春の嵐

震えるさくら
震えるさくら

3月12日 春の嵐去る
 
一昨日の寒さが信じられないくらいの

上天気。通行止めの解除でスムースに

会社に到着。
一昨日は都市高速道路通行止の為、2

時間かけて自宅に戻り精神的にヘトヘ

ト状態でした。
 
本日はショッピングバックのデザイン

修正。なかなか細かいクライアントの

ようで修正が日々入ります。
 
今朝は、風雨に当ビルの枝垂梅が花を

散らし花びらの花筏が坂道に浮かんで

いました。


また、ご近所の庭には桜の花が開き始

めています。嵐に耐え、寒さに耐えて

これから満開を目指して綺麗な花を咲

かせてくれるのでしょうね。

 

 

 

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